出生時に割り当てられた性と性自認が一致しない状態。精神疾患の診断・治療に主眼を置く「 医学モデル 」 に基づき「性同 一性障害 」と呼ばれてきたが、世界保健機構(WHO)が作成する国際疾病分類では2019年に 「性の健康に関する状態」を表す「性別不合」 に変更された。日本学術会議は2020年に、従来の医学的な 理解から性自認のあり方を尊重する「 人権モデル 」 へと考え方を転換させ、脱病理化をめざすことを提言している。
性別不合(旧:性同一性障害)
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デッドネーミング
本人が使用しなくなった名前(戸籍上の名前等)を本人の合意なく使うこと。トランスジェンダーやノンバイナリーの人の中には、出生時につけられた性別を示唆するような名前を伏せ、通称名を使用、あるいは戸籍上の名前を改名するケースも少なくない。
本人が使用しなくなった名前(戸籍上の名前等)を本人の合意なく使うこと。トランスジェンダーやノンバイナリーの人の中には、出生時につけられた性別を示唆するような名前を伏せ、通称名を使用、あるいは戸籍上の名前を改名するケースも少なくない。
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シスジェンダー規範(シスノーマティビティ)
生まれた時に割り当てられた性別と性自認が一致していることが「ふつう」だとする社会規範のこと。
シスジェンダー(生まれた時に割り当てられた性と性自認が一致している状態)が「ふつう」であると思い込みがちだが、このような規範的な思い込みは、トランスジェンダーやジェンダークィア、ノンバイナリーなどの人たちの存在が「ない」かのような扱い、傷つけるような偏見・固定観念の払拭の障壁となる。生まれた時に割り当てられた性別と性自認が一致していることが「ふつう」だとする社会規範のこと。
シスジェンダー(生まれた時に割り当てられた性と性自認が一致している状態)が「ふつう」であると思い込みがちだが、このような規範的な思い込みは、トランスジェンダーやジェンダークィア、ノンバイナリーなどの人たちの存在が「ない」かのような扱い、傷つけるような偏見・固定観念の払拭の障壁となる。 -
クエスチョニング
自分のジェンダーやセクシュアリティに疑問を持ち、それについて考えている状態であったり、明確に定義したくない人のこと。ジェンダーやセクシュアリティに関する定義や言葉で、自分をどんなふうに自認するのか、あるいはどこにも当てはまらないのかを探る過程は人それぞれであり、そのタイミングにも個人差がある。
自分のジェンダーやセクシュアリティに疑問を持ち、それについて考えている状態であったり、明確に定義したくない人のこと。ジェンダーやセクシュアリティに関する定義や言葉で、自分をどんなふうに自認するのか、あるいはどこにも当てはまらないのかを探る過程は人それぞれであり、そのタイミングにも個人差がある。
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