性別にもとづく役割やイメージを決めつける固定観念や偏見のこと。「男性だからいい企業に勤めて出世すべき」「女性だから家事や育児をするべき」「男性が弱音を吐くなんて女々しい」「男らしく/女らしくふるまうべき」など、ジェンダーバイアスは社会のあらゆる場面に根付いており、時に使う側が褒め言葉として発言したり、無意識だったりすることも多く事例として挙げられる。例えば、男性が身だしなみを整えていると「女子力が高い」としたり、女性がビジネスにおいて成果をあげると「女性だけどすごい」と一見褒めているような言葉も、「男性 / 女性はこういうものだ」という固定観念が前提になっている。これらの偏見や固定観念は自分自身や他者に対して「こうあるべき」の概念を課してしまう可能性がある。
ジェンダーバイアス
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Xジェンダー/ノンバイナリー
性自認が性別二元論に当てはまらない人。男女どちらでもない、男女どちらでもある、あるいはどちらでもない・当てはめたくないといった認識を抱く人々のことを指す。Xジェンダーは主に日本のみで使われている言葉だが、どちらの言葉を使うかは当人次第。その人が使用する言葉を用いましょう。
性自認が性別二元論に当てはまらない人。男女どちらでもない、男女どちらでもある、あるいはどちらでもない・当てはめたくないといった認識を抱く人々のことを指す。Xジェンダーは主に日本のみで使われている言葉だが、どちらの言葉を使うかは当人次第。その人が使用する言葉を用いましょう。
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シスジェンダー規範(シスノーマティビティ)
生まれた時に割り当てられた性別と性自認が一致していることが「ふつう」だとする社会規範のこと。
シスジェンダー(生まれた時に割り当てられた性と性自認が一致している状態)が「ふつう」であると思い込みがちだが、このような規範的な思い込みは、トランスジェンダーやジェンダークィア、ノンバイナリーなどの人たちの存在が「ない」かのような扱い、傷つけるような偏見・固定観念の払拭の障壁となる。生まれた時に割り当てられた性別と性自認が一致していることが「ふつう」だとする社会規範のこと。
シスジェンダー(生まれた時に割り当てられた性と性自認が一致している状態)が「ふつう」であると思い込みがちだが、このような規範的な思い込みは、トランスジェンダーやジェンダークィア、ノンバイナリーなどの人たちの存在が「ない」かのような扱い、傷つけるような偏見・固定観念の払拭の障壁となる。 -
ヘテロセクシュアル
異性に性的欲求を感じるセクシュアリティのこと。性的欲求ではなく、恋愛感情の場合はヘテロロマンティックと呼ばれる。現在の社会では異性愛者がマジョリティとされているが、「異性」の定義は生まれた時に割り当てられた性別が相手/自身の性別と異なる、という意味だけではなく、性自認や性表現において「異性」と呼ぶ場合もある。性のあり方自体はグラデーションであることを踏まえ、相手の性のあり方を捉えることが重要とされている。
異性に性的欲求を感じるセクシュアリティのこと。性的欲求ではなく、恋愛感情の場合はヘテロロマンティックと呼ばれる。現在の社会では異性愛者がマジョリティとされているが、「異性」の定義は生まれた時に割り当てられた性別が相手/自身の性別と異なる、という意味だけではなく、性自認や性表現において「異性」と呼ぶ場合もある。性のあり方自体はグラデーションであることを踏まえ、相手の性のあり方を捉えることが重要とされている。
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